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ニュースリリース

ICカードアプリケーションサービスを開始
ポストイシュアンスサービスを含む総合サポート体制を構築
実証実験を実施、2003年夏頃より本格サービス開始

2003年2月27日
株式会社トッパン・エヌエスダブリュ

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:足立 直樹)は、このたび、ポストイシュアンスまで含めたICカードの総合サポート体制を構築し、実証実験を開始します。実験終了後、検証結果をもとに実務対応が可能な運用体制を完成させ、2003年夏頃より本サービスを開始します。ポストイシュアンスとは、マルチOS型ICカード(Java CardTM、MULTOSカード)に対し、ネットワークを介して機能を追加するサービスです。
 今回の実験では、量産に耐える環境を整え、複数のマルチOS型ICカード用アプリケーションとそれらのアプリケーションを使ったWebコンテンツを準備し、ICカード発行からインターネットを介した国内・海外での機能追加、Webコンテンツでのアプリケーション動作確認まで、すべてを実験します。
 本実験により、サービス運用のためのセキュリティ要件や通信速度などの検証、ICカードアプリケーションの利用価値が高いWebコンテンツの開発体制の整備を行います。
 マルチOS型ICカードマネージメントシステムならびにポストイシュアンスの基本部分には、日本データカード株式会社の「Affina(アフィーナ)」※1を採用し、サービスを運用するデータセンター構築とインターネットコンテンツ開発は、株式会社トッパン・エヌエスダブリュ※2が対応します。

(C) 2003 TOPPAN PRINTING CO.,LTD.

背景と狙い

  • 交通、放送、通信、公共サービス、金融などの市場において、クレジットカードを中心にICカードの導入が急速に進んでいます。
  • 現在、ICカードは、従来からの「Nativeタイプ」と呼ばれる、あらかじめICカードのアプリケーションプログラムが半導体製造時に組み込まれたタイプが主流ですが、プログラムを必要に応じて搭載、削除が可能なマルチOS型ICカードの利用が始まっており、今後の主流となると考えられます。
  • サービス提供者はマルチOS型ICカードを所有する会員に対して個別のアプリケーション提供を行う計画ですが、カード発行から発行後のカードアプリケーション搭載のシステムを独自に開発、運営するのは大変な負荷です。
  • 2001年より本サービスの要素となる技術の開発・調査を行ってきました。従来のカード発行受託サービスを拡大させ、ポストイシュアンスサービスを含むICカードアプリケーションサービスを提供します。ICカードの企画から機能追加、ICカードを用いたWebサービスまで、総合支援体制を構築します。

「ICカードアプリケーションサービス総合サポート」特徴

ポストイシュアンスサービス開始

  • マルチOS型ICカード発行前はもちろん、発行済みでも、インターネット等を介して希望者にアプリケーションをダウンロード方式で提供できます。

精度の高い情報管理

  • 発行したカードの磁気・IC記録情報を読取り、検査する自動検査装置を独自開発しています。カード発行段階の検査データと今回のサービス用データベースとリンクさせることにより、非常に精度の高い情報管理が可能です。

マルチOS型ICカード用のアプリケーション開発

  • 金融決済系用を中心に、PKI等の認証用、アミューズメント向けアプリケーション用等すべての業態に対応します。
  • 従来の開発工数に比べて工数短縮が可能で、かつ、マスク生成の必要がないため、短期間での開発と小ロット対応が可能となります。

販売対象

  • クレジット会社をはじめとするICカード発行を行う企業(カード発行、運用受託サービス)
  • マルチOS型ICカード用のアプリケーション提供を行うサービスプロバイダー(アプリケーション販売代行)

実証実験内容

  • 期間:2003年3月〜4月
  • 場所:凸版印刷 トッパン小石川ビルおよび英国・米国などの海外事業所
    日本データカードおよびデータカードグループの海外拠点
    トッパン・エヌエスダブリュ 事業所
  • 対象:凸版印刷、日本データカード、トッパン・エヌエスダブリュ 社員(一部)
  • カード発行枚数:数百枚

実験内容:

  1. 5種類のマルチOS型ICカード用アプリケーションを準備
  2. 量産設備による発行
  3. 実験サイトによりアプリケーションダウンロード、デリート
  4. WebコンテンツでICカードを使用

※複数のICカードによる同時通信など様々な想定環境で、ダウンロード・デリートやWebコンテンツを使用 し、動作状況を評価します。

今後のスケジュール

  • 実証実験終了後、2003年夏頃より本サービスを開始します。
  • 当初は接触型ICカード用のコンテンツ開発が中心に、2003年後半から、非接触ICカード用コンテンツも手がけていきます。
  • 会社名、製品名はそれぞれ各社の登録商標または商標です。

※1 「Affina」

URL:http://www.datacard.co.jp/products/software/smart_card/affina.shtm
日本データカード株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:鎌田 誠吾)開発。 複数の機能(アプリケーション)を1枚のカードに搭載することのできる多機能スマートカードを発行後、 特に安全性と効率性の両立を可能にするために設計されたソフトウエア。

※2株式会社トッパン・エヌエスダブリュ

URL:http://www.toppan-nsw.com
本社:東京都千代田区、代表取締役社長:多田 芳昭。凸版印刷と日本システムウエア株式会社(NSW) の合弁会社として、2002年8月設立。事業内容は、カードおよびカードシステムの企画、制作、販売 及び情報システムのコンサルティング、企画、開発、販売など。